カレッジ初!『企業人事担当者による職業講話・座談会』
2020.03.20
いつも、”ドリームカレッジ”のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
最初に、弊所における”新型コロナウイルス感染症”の対策についてお知らせいたします。
まず、利用者様ならび職員に関しては、現状を冷静に受け止め”今すべきこと”を徹底して
行っているところです。
具体的には、通所前の体温チェックを実施。37度以上の発熱が確認された場合は弊所に
電話連絡をし通所可否の判断指示を仰ぐことを徹底。弊所利用上では、各授業終了ごとに
室内を換気し、終日マスクを着用。昼休憩時にはマスクを外してしまうため利用者同士の
間隔を開け対面で食事をしないよう徹底。もちろん昼食終了後はテーブル消毒を各自実施。
外出から戻った際の手洗い厳守。さらに、1日の業務終了後に施設内で利用頻度の高い物や
場所を塩素系消毒剤で消毒。また、体育や就労移行事業所(ドリーム)との合同訓練等、
外部との接触があるプログラムは3月2日より中止といたしました。
以上、弊所のご利用者様ならび職員に限らずそれぞれのご家族や地域の皆様にも安心して
いただけることを念頭に置き、引き続き事業を行って参ります。
さて、話題は変わって、2月22日に企業の人事担当者様にお越しいただき、ドリームカレッジの
ご利用者様と保護者様を対象とした、初の『障がい者就業に関連する講話と座談会』を開催いたしました。
今回お越しいただいたのは、福田道路株式会社の総務人事部長の佐藤様と課長代理の松浦様。
ちなみに、福田道路様は県内の大手企業の中でも障がい者雇用にいち早く取り組まれ、その実績
から行政機関等で主催する数々の障がい者雇用関連のシンポジウムや講演会にて、講話者やパネ
リストとしてご登壇をされておられます。
この度、福田道路株式会社の総務人事部長の佐藤様に弊所から当会についてご依頼させて頂いた際
には、弊所のご利用者様やその保護者様のお役に立てるのであればと、企業様のご厚意により実現
いたしました。
当日は『職業講話』と『座談会』の2部制で実施。
第1部の『職業講話』では、福田道路様の会社概要のご説明と実際の障がい者雇用の取り組みについて
ご紹介をいただいた後、ご利用者様からの質問にお答えいただきました。
続いて、第2部の『座談会』は、ご利用者様の保護者様を交え、福田道路の人事担当者様との意見交換を
させていただきました。
実は、今回の一番の狙いは、座談会を通して”家族と企業の連携”の大切さをご利用者様と保護者様に知って
いただきたく、障がい者雇用が進む昨今、障がい者雇用で働く本人やそのご家族が”会社の配慮”に過度な
期待をしすぎて、雇用継続が困難になるケースが背景にあるからでした。
そして、この座談会では実際に福田道路様で実践された”企業と家族の連携”についてお話をいただきました。
ちなみに、福田道路様では、会社と働く社員、そして社員のご家族の関係性を大切にし、そのためのさまざま
な取り組みをしておられます。
その中で、障がいのある社員については、本人が不調の際にはご家族を交えながら対処方法を検討したうえで
”それぞれが担う役割”を取り決め、本人が”会社の戦力”として働き続けられることを前提とした支援を実践され
ております。
つまり、これらの取り組みは障がい者雇用に特化したことではなく、すべての社員は”会社の貴重な人材”という
考えが根底にあり、会社、社員、そして社員の家族が風通しの良い関係性が築けることにより、社員の働くモチ
ベーションの向上や働く環境の改善、さらには雇用継続につながっているということなのです。
また、このお話で一番印象に残ったのは、福田道路様でご活躍される社員のご家族が働く本人だけでなく、会社
にとっても心強い応援団になっていることでした。
今回の講話・座談会終了後に、弊所をご利用者様のご家族にアンケートのご協力をいただきましたが、福田道路様
での障がい者雇用の取り組みについてすべての保護者様が強い関心を持っていただき、また、障がい者雇用に限らず
新卒学生をはじめ、一般の方々の就職先としても福田道路様のような企業があることをもっと知ってほしいとのご意
見をいただきました。
今回は初の、会社、ご利用者、そしてご利用者の保護者が参集しての『講話・座談会』でしたが、このように、ご出席
くださいました保護者の皆様からはご満足の評価をいただくことができました。
また、今回の講話・座談会が開催は、福田道路様の障がい者雇用に対するご理解があったからこそ実現をいたしました。
これからも、会社、関係機関、地域の方々への感謝の気持ちを忘れず、社会に還元できるドリームカレッジを目指して
参ります。