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50代になってから始めた「美術館めぐり」

2015.01.29

 50代になってから始めた「美術館めぐり」、最近は近県の美術館に行く事もあります。昨年11月に群馬県みどり市にある「富弘美術館」を訪ねて見ました。

みどり市出身の画家・詩人星野富弘さんの作品を展示した美術館です。

星野さんは全国各地で開催された「花の詩画展」やテレビ番組、また教科書に掲載された随筆などによって、星野富弘さんの名は広く知られています。

星野さんは高崎市にある中学校に体育教師として着任したものの、2ヵ月後に体操部の指導中、宙返りの模範演技で失敗により頸髄損傷の重傷を負い、肩から下の機能が麻痺してしまいました。9年間におよぶ入院生活の間に、口にくわえた筆で水彩画、ペン画を描き始め、後に詩を添えるようになり、退院後、故郷に帰って創作活動を続けているとのことです。

福島県のある温泉旅館に宿泊した時に初めて作品を拝見し、以前から、是非一度訪ねて見たいと思いました。教師として活躍できる日々を夢見ながら、事故により車椅子での生活となってしまい、どれほどの絶望感があったのか、そして、心の葛藤などもあっただろう。長い入院生活の中で、口にくわえた筆で「詩画」と言う世界で自分の人生を切り開いて、逞しく生きている様に思えました。

絵も素敵ですが、そこに添えられる詩を読むと目頭が熱くなるものもあり、心を動かす作品がいくつもあります。何かパワーをもらって帰って来た様に思えました。作品を鑑賞しながら、星野さんの生き方、何事にも粘り強く取り組む大切さを学ぶことが出来たように思います。

そして、支援の中でもしっかり粘り強く取り組む事を伝えて行きたいと思います。是非、機会がありましたら、一度、「富弘美術館」」訪ねて見て下さい。

 



2025年、4月。 新たな”仲間が。・”