いざ!に備える遊びながら防災体験
2023.12.18
遊びながら防災の知識を身につけようと、園の職員が防災のイベントを企画しました。
最初は、子どもたちにわかりやすいようにクイズをしました。答えは三択。当たっていると思う色のマットに座って答えの発表を待ちました。
トイレ、ポーズ、火事…毎月避難訓練を行っていますが、その経験から学んでいて「簡単!」という子もいたり、「こっちかな?」と悩みながらマットに向かって歩いていたり、楽しく参加していました。
その後、非常食の試食も行いました。今日はわかめご飯の試食。鍋とかを使わなくても、袋にお湯(または水)を入れると1袋で1個のおにぎりができることを知り、新しい発見をしたように興味や関心を示す子もいました。今日は3歳以上児が、1つを半分にして食べました。
「おいしい」「柔らかいご飯になっている」と笑顔で試食していた子どもたち。おかわりをしたいという子もいたくらい…。職員も試食しましたが、非常食とは思えないくらい美味しかったです。
また、体験ブースとして、職員が身近なもので作れる防災グッズを準備してくれ、みんなで自由に体験してみました。
①新聞紙とゴミ袋で作ったクッション
②新聞紙で作ったコートと腹巻き
「なんかお腹が冷えないかも」「「マントみたいだけどあったかい」となかなか脱ごうとしない子もいました。
③牛乳パックとペットボトルで作ったほうきとちりとり
掃除ごっこをしているかのように、一生懸命ほうきにして歩き回っていました。
④ブルーシートを新聞紙で作った寝袋 「みんなで入れるね」「あったかいね」「サウナみたい」と列を作って自分の番が来るのを待っていました。
⑤新聞紙で作ったスリッパ
「でこぼこのところも歩ける」「履いてもすぐ取れない」と痛がる様子もなく歩いていた子どもたちです。
子どもたちと一緒に職員も防災グッズの体験をしてみました。
「大人一人がすっぽり入れる寝袋、思っていた以上に暖かく、本当に使えるかもしれない」「足の裏は新聞のスリッパでこんなに違うのかと思うくらい保護できることに驚いた」「新聞紙は暖かくなるし、いろいろなところで役に立つことがわかったので家には常備しておくと良いと思った」他にもペットボトルやゴミ袋が、ちょっとした工夫で、色々な生活に使えるものになることを改めて知り、このような体験の大切さを実感した職員です。
いつ起こるかわからない災害に備えて、貴重な体験ができた時間でした。初めての試みでしたが、またこのような機会を設けられたらいいなと思います。