住宅型有料老人ホーム巻愛宕の園の佐藤です
入居されている方からお手紙を頂きましたので御紹介します。
「短歌」とそれについての「手紙」です。
・一日中点す ホームのへやなりて 冬の一字が心をしばる
・わが生活す ホームの高窓見上ぐれば ちらつく雪が 風にゆられて
・幸、なやみ、形なけれど 胸裡に持ちつつ 人生長きを生きる
・夢もなく希望も持てぬ齢なりぬ 思いば 長く生きし人生
・大寒の ひねもす春の日のごとく ホームの高窓 心癒さる
・正月も 終わらんとする今朝の冷え 五体ちぢむホームの朝
・ホームにて 雪なき空に月丸く 吾の心も凛々と牙ゆ
・ホームにて 餅搗く行事に男らは こぞりて杵振り 腰しっかりと
はる
平成廿五年 二月八日 「めでたくもなし」の誕生日を迎えた
寂しくなった年齢となったが 好きで詠んできた 短歌は辞められなく
ふっと心に出てくるものがある
拙詠でも書きとめておく事の大事さを痛感した
はる
今年92歳のはる様・・・
とてもお元気で
皆様に対して、また職員に対して
いつも心を配って下さり
とても笑顔の素敵な方です。
このブログの為に
また自身の為に・・・
「無理の無いように
続けて行けたら」
との御言葉を頂きました。
是非ご愛読下さい
次回もお楽しみに・・・
巻愛宕の園日記
~入居者の心~
2013.06.02