新潟市農福連携セミナーを開催しました
2019.02.05
平成31年1月31日(木)いくとぴあ食花 食育・花育センターおいて、新潟市農福連携セミナーが開催されました。
講演では、京丸園株式会社(静岡県)代表取締役の鈴木厚志様よりご講演をいただきました。京丸園株式会社では現在、障がいのある方が24名勤務。一人ひとりの持てる力と、責任で目標を達成できることが働く個人の幸せにつながること。誰でもが働ける、そして100歳まで働ける強い組織形態を作っていきたいなど、これまでの実践と今後の展望にについて、ユーモアも交えながらご紹介いただきました。
続いて、NPO法人HUB´s(滋賀県) 理事長 林正剛様からは「持続可能な農福連携」と題し、農福連携の新たな展開に向けて、「持続可能な開発目標」(“SDGs”)の取り組みなど、地域課題を農福連携で解決していく提案などの情報提供をいただきました。
パネルディスカッションにおいては、上記のお二人に加え、新潟医療福祉大学 講師の原口彩子様、JA新潟市 中部営農センター センター長の金子琢也様が登壇。
金子様からは、新潟市における農業の現状の報告と農福連携の取り組み推進に向けても、できることを一緒に考えていきたいとの心強い言葉もいただきました。
原口様からは、障がいのある方と学生と取り組む農園での実践と今後の展望について紹介していただきました。“その人がその人らしく生きる”どんな立場の人であっても互いに認め合い、支え合い、いきいきと人生を送る社会を農業で、今の農園で実現したい、その想いに触れることができ、その後、パネリストの皆さんとの意見交換を行いました。
「もって話を聞きたい」そんな思いも残し、セミナーは閉会しました。
先進的な実践事例に触れること、新たな情報提供を得られたことは大いに刺激になりました。加えて、主催側としては、参加された皆さんの間でつながりができること、このことにも期待を寄せています。
ぜひ今回のセミナーを機に、また次への一歩が進みますように!
このたびご来場いただいた皆さん、寒いなか大変ありがとうございました。