学生支援・就職支援ご担当者向け『障がいのある学生の就職支援セミナー』を開催しました
2022.02.04
去る1月28日(金)に、「大学・専門学校の学生支援・就職支援ご担当者向け 障がいのある学生の就職支援セミナー」を開催しました。
当初は対面でのセミナー開催を予定しており、学校のご担当者と各支援機関のご担当者でのネットワークづくりも考えて企画いたしましたが、昨今のコロナウィルス蔓延状況を考慮し、急遽オンラインでの開催となりました。
当日は、大学・専門学校など学校のご担当者、就労移行支援事業所など支援機関のご担当者40名ほどがご参加くださいました。
お忙しいなかご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
当日は、まず最初に当センター センター長の栗原より、本セミナーの開催趣旨説明を含め、開会のご挨拶をいたしました。
各教育機関、各支援機関がそれぞれに悩みを抱えているような状況から、まずはその状況を知り共有することから始められればいいのではないかという想いからの開催でした。
最初の講演は、「スタンバイまでの道~もうひとつの選択肢~」というタイトルで、就労移行支援事業所のひとつであるワーキングサポートセンター スタンバイの就労支援員 兼 定着支援員の宮本様よりお話しいただきました。
大学や専門学校からつながる利用者数のご紹介やたくさんの事例を交え、スタンバイにつながるまでの、そしてつながってからのご本人たちの困りごとや課題、訓練を経ていくなかでの変化などをご紹介いただきました。
次に、新潟市発達障がい支援センターJOINの主任相談員 齋藤様より、JOINに相談のある学生さん、生徒さんの困りごとや悩みごとについて、パターンに分けてわかりやすくお話しいただきました。
ご参加いただいた学校のなかでも、すでに起きているようなこと、感じていらっしゃるようなことがたくさん含まれていたのではないかと思います。
その次は、新潟障害者職業センターの主任障害者職業カウンセラー 山田様より、新潟障害者職業センターの具体的な役割をご紹介いただき、実際に起きている職場からの困りごとの声、ご本人たちの悩みについてもお話しいただきました。
そして、就職を目指すためには準備が重要であり、その手がかりとなる「職業準備性」という考え方をご紹介くださいました。
最後の講演では、当センターの就業支援員 大久保より、こあサポートの役割と就職活動の流れについて説明させていただきました。
障がいのある学生さん、生徒さんが、ひとりでも多く、自分らしい進路選択ができるように、各学校と各支援機関との連携の重要性についてお話しさせていただきました。
アンケートでは、支援機関の役割について知り整理することができた、今後も定期的に開催してほしいというお声を複数いただきました。
また、各支援機関には、ご本人、ご家族だけでなく、学校の支援担当の方も相談できるということを知っていただけたかと思います。
このセミナーをきっかけに、さまざまな連携が生まれていけば、主催したこあサポートとしても、とても嬉しいです。
各教育機関と各支援機関が、これからよりよい連携ができる関係をつくっていけるよう、こあサポートでも取り組んでいきたいと思っています。
ご参加いただいたみなさまには改めてお礼申し上げます。