「研修会に参加しました!!」
2024.01.26
2024年もすでに3週間ほど経過しました。遅れませながら、昨年はこあサポートへの格段のご高配を賜り誠にありがとうございました。本年も何卒よろしくお願いいたします。
1月16日に新潟市障がい者地域自立支援協議会・育てるワーキングの研修会「グレーゾーンの生徒に関わる現状と課題」へ参加しました。
インクルーシブ教育、多様化への認識が浸透している社会で学校や進路についての選択も多様化しています。ご本人に合わせた選択がしやすくなった一方で、就職活動や就職後に困り感を抱えるケースも少なくありません。そのような中、特別支援学校、一般校、就労移行支援事業所、障害者就業・生活支援センターの方より「学生時代の就職活動」「就労のための訓練」「就労継続」のそれぞれの立場からの現状と課題を聴くことができました。
また、普段あまり関わる機会の少ない中学校や一般校の先生も多く参加され、グループワークでは下記のような声を聴くことができ、大変参考となりました。
・在学生に将来のビジョンや進路選択を考える際に、教職員が先の状況や知識不足で必要な
情報を伝えることができない
・通信制の高校は在籍者も多く、生徒と会う機会は年に数回。生徒自身を知る機会が少ない
現状。
・一般校では就労後の状況まで確認する機会を作っていないので、卒業後どのようになって
るのか把握できていない。
等
研修会を通じて感じたことは、改めて一番重きを置くことはご本人が主人公であること。それには、近くで関わっている大人が、将来のより具体的なイメージや選択の判断材料となる情報を提供する力が必要であると実感しました。
そして、ついつい自分の立ち位置から他の関係機関を見てしまいがちです。しかし、領域を越えてお互いの顔の見える関係を築くことで、分からないことは聞きあえる・お互いの状況を認識しあえる・協力しあえることとなり、結果としてご本人のキャリアプランを支えるための一つの力となると実感した研修会となりました。