色水遊び
2021.09.03
くるみ組の色水遊びの様子です。
9月に入っても天気が良く、この日は外遊び日和でした。
テラスには4~5mのさらしが2本、ペットボトルに入った絵の具で作った色水…。
『好きな色のペットボトルを1人1本使っていいよ』という保育教諭の声掛けにより、一斉にペットボトルを手にして、真っ白なさらしをカラフルに染め始めました。
ペットボトルの蓋に小さな穴があいていました。
「これ出ない…」と言いながら、ペットボトルの本体を力強く押している子もいれば、逆さまにした状態のペットボトルを上下に振っている子も…。「うわー!!」っと、色がついていくのが嬉しくて、白い部分を探して色をつけていた子どもたち。
全体的に色がついてきたところへ、違う色水を掛けていたら「なんか違う色になった~」「きれい~」と色の変化に気づいて保育教諭に教える子も…。最後には色々な色が混ざっても、黒っぽくならず、カラフルなさらしになりました。
その後、保育教諭がバケツを出すと、さらしの色つけの他に、色水をバケツに入れてジュース作りが始まり…。
「なんかジュースみたい!」「ここに入れる~!」「なんか変わったよ?!」と色水を混ぜた時の色の変化を声に出して周りの子に伝えていました。
一方で保育教諭は、空になった色水の補充に大忙しです。「ピンクの色にして~」「次は緑がいい…」と…。最初に入っていた色と後で入れた色が混ざったりしたペットボトルを見て「水色だけど、これとこれの色が違うね」「なんか白い(透明感がある)水になったね」と話したりしながらじっくりと色水遊びを楽しんだ子どもたちでした。
さらしは、子どもたちが家に持って帰りたいと言い、1枚は切って持って帰りました。
色の変化に気が付いたり、色彩を楽しんだり、感性が育まれた活動でした。また保育教諭も一緒に驚いたり、子どもの発見に共感したり楽しむことができました。大人の言葉がけはほとんどなかったのですが、自分たちで今まで経験したことや探究心を持ってそれぞれがじっくり遊んでいる姿が印象的でした。自分からやろうという気持ち、これをするとどうなるかな?と考えながら遊ぶ子どもたち、これからも主体性や自発性を尊重した教育・保育をしていきたいと思います。