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自分だけの「マイドール」

2023.01.16

ひだまりこども園では、未満児クラスに在園する子どもたちは、お家の方に「マイドール」を作ってもらっています。

この「マイドール」ひだまりこども園で取り入れてから、12~13年になります。

その当時、核家族化、両親の長時間勤務のための低月齢からの入園及び早朝延長保育利用児も増えておりました。また、お家の方の中にはこんなに小さいころから園に預けてしまって、という申し訳なさを子どもに感じているというお話を聞くこともあり、子どもの気持ちとお家の方の気持ち、両方が少しでも安定して安心して過ごせるためにと職員で話し合いを重ね、取り入れたのが、この「マイドール」です。

普段は「マイドールのおうち」に入れてあるマイドールですが、子どもたちおんぶひもでおんぶして遊んだり、抱っこしたり自由に使っています。

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マイドールは、お家の方が子どものためにと、忙しい中時間を割いて作ってくれたものです。それぞれのお家の方が作ってくれたお人形なので、同じものは何一つありません。子どもたちの心の安定につながりますし、園に自分のものが常にある安心感も持てます。

こども園でお家の方が作ってくれた世界にたった一つの自分だけのお人形…子どもたちは大切にしています。

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お部屋で絵本を見ている時、お昼寝でお布団に入る時、遊んでいる時…子どもたちは自然とマイドールを片手にしていることが多く見られます。悲しくて泣いている子がいると、お友だちのマイドールをちゃんとわかっていて、そっと持ってきて渡してくれます。子どもたちは誰のマイドールがどれなのか、教えなくてもしっかりわかっているのです。

子どもたちは使い終わったら自分のマイドールのお部屋に戻していますが、中には毎日家に持って帰り、また翌日園に持って来たりする子どもたちもいます。

お家の方が愛情込めて作ってくださったマイドールを持つことでお家の方と離れていても安心して過ごせています。また、お家の方と子ども達だけでなく、お友達や保育教諭との絆も深めてくれるものだということも毎年実感しております。

お忙しい中作ってくださったお家のみなさんに感謝いたします。

 

2025年、4月。 新たな”仲間が。・”