不思議な感触…
2024.06.26
どんぐり組のお部屋にあるセンサリーマットです。この感触マットは「視覚」「触覚」「痛覚」など様々な感覚遊びを通して脳の発達を促すことができます。また、足裏の感覚神経を刺激することで、バランスをとりやすくなったり、踏ん張る力をつけることができます。
保育教諭手作りのマットはこんな感じです。(スポンジ・ラップの芯・気泡緩衝材・ペットボトルの蓋・保冷剤・人工芝・フエルトボール)
子どもたちは手で触ってみたり、足で踏んでみたり興味津々です。保冷剤は冷たくて気持ちいいですし、スポンジは柔らかいので、感触を楽しむ子が多かったです。ペットボトルの蓋は堅いからか、あまり踏みたがりませんでした。
また、何色かの絵の具を垂らした大きな画用紙をビニール袋に入れて床の上に貼り付けて、固定しました。
最初は初めて見る大きなビニール袋にちょっと抵抗があるように見えた子もいました。
足で踏んでみたり、手のひらで触ったり撫でたり…。ちょっぴり近づいてきて、興味を示し始めた子どもたちです。「ぷにょぷにょしてるね」「冷たいね」「気持ちいいね」「不思議だね~」「混ぜ混ぜしてみて~」と保育教諭の声を聴いて徐々に子どもたちが集まってきました。
「あれ?触っても手につかないし足にもつかない!」と言わんばかりの不思議な表情で手足を見ていた姿も印象的でした。
子どもたちに手足でいろんな感触を体験してほしいという願いでこのような活動を計画したそうです。色の混ざっていくところや絵の具が広がっていくところ、感触にたくさんの不思議を感じていた子どもたち、何度も保育教諭の顔を見て、表情を確認している姿が見られました。その姿から、保育教諭との信頼関係ができていて、言葉では伝えられないことも表情で気持ちを読み取って関わってくれる安心感の中で過ごしていることが伝わってきました。
今年度、初めてこの活動をしてみましたが、秋頃、同じような体験をする活動も考えていて、その時の子どもたちの反応が今と違ってどうなるのかを見てみたいと担当の保育教諭は話していました。
保育教諭も子どもたちと共にワクワクして、一緒に感動したり驚いたりする活動を、これからもたくさん計画していきたいと思います。