はるかぜ日和
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地域・鏡淵小学校合同防災訓練

2017.09.20

9月9日(土)地震を想定した合同防災訓練が開催されました。

白山浦地区各町内会と鏡淵小学校との合同訓練は毎年開催されています。

はるかぜがあるこの地域は、新潟地震の際、信濃川を上ってきた津波と、液状化で大きな被害を受けた地域です。

地震発生を受け、地域の方と共に鏡淵小学校へ避難します。

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避難完了後、濃煙訓練と消火訓練を小学生、地域の方と共に行います。

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訓練の後は講演会がありました。

講師は新潟大学災害・復興科学研究所 准教授 卜部厚志 先生

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震災の時「いかにして逃げるか」

東日本大震災で釜石地区の中学生は地震直後、大人の判断ではなく自分たちの判断で「津波が来る!」と思い、高台に向かってサッカー部の子どもたちから走り出したそうです。それを見ていた小中学生もそれに続き、避難することを躊躇していた地域の方々も走って高台に避難したそうです。なぜ、中学生はそう判断できたのか。それは日頃の避難訓練にあったそうです。もしもその時、走って逃げず学校にとどまっていたら、地域の方も中学生も小学生も津波に飲み込まれていました。実際津波は校舎を飲み込む高さでした。

それをマスコミは「釜石の奇跡」として取り上げたそうですが、当の中学生は「奇跡ではない。いつもの訓練通りに判断して逃げただけ」といったそうです。この話からいかに日頃の訓練が大事で、その時の「判断力」が「生死を分ける」ということを地域の皆様と学ぶことができました。

ちなみに…新潟市には断層が何か所あり、そろそろ動いてもよい周期に入っているそうです。それは明日かもしれないし、300年後かもしれないそうです…。日頃の備えが大事ですね。

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2025年、4月。 新たな”仲間が。・”