ドリーム⊕プラス
「スケジュール」について
2018.02.01
みなさん、こんにちは。ドリームプラスです!!
ドリームプラスの利用者さんには、「いつ」「どこで」「何をするのか」を言葉の説明だけでは理解が難しく、困ってしまう方もいらっしゃいます。
私たちは言葉の理解があり、説明だけで大抵の事は理解して、やることを記憶し段取りを取って進めることが出来ますが、自閉症の方にはそういったことが苦手だったり、難しかったりします。
その苦手や難しい部分を分かりやすくし、見通しを持って活動できるように補助するのが「スケジュール」です。
言葉ではなく、視覚的な説明の方が自閉症の方にはとても分かりやすいことが、専門家の長年の研究から分かっています。視覚的な説明というと堅苦しいかもしれませんが、文字が読める方なら「文字」。描かれている方が分かりやすければ、「イラスト」や「写真」。具体的な物の方が分かるなら、具体物で表すことで、説明の理解がしやすくなります。あるドリームプラスの利用者さんのスケジュールをご紹介します。
これは、作業場面に来てからの説明です。
この利用者さんは、イラストと文字の説明が理解しやすい方です。活動が終わると、その活動の白い帯(マジックテープで張りつけてある)を自分で外し、カゴに付けた透明のケースに入れます。次は何をするのかを確認し、活動を行うといった仕組みになっています。
赤い帯は活動が変更になったことを示します。赤の矢印の先に変更になった活動が示されています。
ちなみに、この方は「きゅうけい」が終わって、次は「さぎょう」の活動になります。
このように、「いつ」「どこで」「何をするのか」見通しを持つことで、安心して活動に参加することが出来ます。
これからも、それぞれの利用者さんにあった説明と支援ができるようにしていきたいです。