春の旬
2021.04.22
新学期がスタートし、もう少しで1か月が
経とうとしています。
子どもたちはひとつ大きくなれたことで、
これまで見られなかったたくましい姿や
頼もしい姿が多くみられるようになりま
した。
なかなか落ち着かない新型コロナウイルス。
子どもたちにとっての1年は、大きくなるた
めの大切な時期です。その大切な時期の中で、
たくさんの経験の機会を作ってあげたいと
いう思いから、感染症に十分配慮した中で
今回は旬の食材に触れる機会を設けてみ
ました。
景色も新緑がきれいに見られるようになり、
スーパーでも様々な春の食材が見られています。
春の旬の野菜として、たけのこ、セロリ、
クレソン、さやえんどうなどがあります。
今週の献立にある「豆ごはん」の準備として
グリンピースのさや剥きのお手伝いして
もらうことにしました。
※グリンピースはさやえんどうをより豆が
成長したものです。
保育者:「お手伝い、お願いします」
その声にお手伝いスイッチONです。
保育者:「このお豆、グリンピースって
いうんだよ。みんなも一緒に言って
みよう!」
子ども:「グンピース!!!」
保育者からさやの剥き方を教えてもらい、
早速挑戦です。
子ども:「できな~い…」
保育者:「お父さん指でキュッと押してごらん」
子ども:「お豆、あった!」
「お豆、見えた!」
みんな夢中になって、お手伝いをしてくれました。
(ほんの一部です)
全部のお豆を取り出すと、大事に届けてくれました。
子どもたちが大事に取り出してくれたグリンピース。
明日のお豆ごはんに使います。(刻みます)
グリンピースを苦手とする子もいますが、自分の
手で取りだしたお豆はきっとおいしいはずです。
明日の給食で子どもたちからどんな言葉が聞こえて
来るか、今からとても楽しみです。
現代ではいつでも旬以外の食材を手に入れやすく
なっていて、「旬」というものが薄れ始めて
いることを感じています。
旬はその食材がおいしく食べられる時期のことを
意味します。そしておいしくなるだけではなく、
大切な栄養量もぐっと増えます。
子どもたちには旬のものを意識した給食提供を
心がけています。
「食べることって楽しい!」
園の食育目標でもあるこの言葉を根っこにしながら
様々な食材に触れる機会を通して、食育に
繋げていきたいと思います。