開志新潟東こども園
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教具のご紹介

2020.07.24

 こんにちは!

開志上所こども園 ANNEXです。

 

日々の活動の様子をお伝えすることを通して、モンテッソーリ教育の良さをお伝えできればと、

日々奮闘しております。

 

今回は子どもたちに人気の教具をご紹介いたします。

Happy hammer(ハッピーハンマー)です。

educoというオランダの玩具メーカーの商品です。http://www.educo.com/

educoチェーンやビーズコースターなどでご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

DSCN9372 DSCN9371

 

コルクボードとプラスチック製の金づち、丸ピンを使って様々な形の色板を打ち付けます。

ANNEXには動物や人の形をしたものと、様々な図形を組み合わせてデザインを作り出すものの2種類があります。

 

This material allows children to develop the fine motor skills of picking up a small nail and placing it carefully in a cork board, before hammering it down with a plastic hammer. Different finger and wrist movements are needed as well as differing amounts of pressure applied. Children learn to give only an amount of force as is needed.

 

見本の図があり、その通りに打ち付けたり、好きな色や模様に仕上げたり。

その子、その子の興味のポイントに集中して楽しんでいます。

 

ハッピーハンマーは、細かな作業を楽しみながら手や指先の細やかな動きの発達を促します。

それぞれの指が異なる力加減でピンを支えたり、両手それぞれの異なる動きが必要です。

初めて使う時は、色板の中心にある小さな穴にピンを刺す事が難しいようですが、刺せそうで、なかなか刺さらない難しさが子どもの興味をグッと引き寄せているようです。

 

ピンが刺さったらハンマーを使います。ハンマーを振り下ろす力加減や向き、ピンの刺さり具合によってはまっすぐに当たりません。まっすぐにしたいのにまっすぐにならないもどかしさ…。これも子どもの心を惹きつけるのでしょうね、何度も納得のいくまでやり直しています。

ハンマーをうまくおろすことが出来たときの感触や音も子どもの感覚を刺激します。

コルクボードが色板でいっぱいになるまで、あるいは目標としていた図が完成するまで何度も何度も繰り返して満足いくまで取り組んだ後は、色板と小さなピンと、たくさん使った教具の部品を一つひとつ全て外して元通りに片づけます。

 

教具を自ら選んで挑戦し、元通りに片付けるまでが自分の始めたお仕事だと理解しているからこそ、片付けも楽しんで取り組んでいます。元通りに片付けた後は、簡単ではないことをやり遂げた達成感と自信が子どもの心を満たし、とてもスッキリした良い表情を見せてくれます。

 

子どもの高い集中力と吸収力に日々心を動かされ、子どもに教えられ、子どもから学ぶ機会のある日々に感謝しつつ、来週も子どもたちの成長の一助となれるよう過ごしてまいります。

 

2025年、4月。 新たな”仲間が。・”